ポエム
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2度目の恋
40年前の彼とラインがつながり、私が初めて彼に送った言葉は、
コウ君。彼の昔の愛称でした。懐かしいです。つきあい始めた時、俺の事を何て呼ぶかと考えていたミミちゃんが、ほとんどの人が、おそらく、こうちゃん!と呼ぶでしょうから、私は、コウ君にする!と決めてくれました。後にも先にも、
俺の事をコウ君と呼んでくれたのは、ミミちゃんだけです。との返信。


やったあ!と思いました。
私だけの彼の呼び方だったなんて!
嬉しくて、過去の自分を一杯誉めてあげたくなりました。
結婚はしているの?
しているよ。同じ会社の人事部にいた子とつきあっていて、
結婚式を挙げるのが夢だと話していたから、
俺から、プロポーズをしました。
奥様が、長女さんだったので、奥様の実家近くに家を建てて暮らしているようでした。
その場所が、私が暮らしてきた場所の隣町で、
おそらく今まで、知らず知らずの間に、すれ違ってきたかと思うと

神様のいたずらかしら?と思ってしまいます。
ミミちゃんさえよかったら自宅が近いから、会社の仕事帰りにでも、
車で、顔を見せに行きますよ!嬉しい申し出でしたけど、
お断わりしました。やはり、思い出は美しいままに。彼の中では、
いつまでも、可愛いミミちゃんのままでいたいです。実際に再会をして、
がっかりされたくありません。
私は、元旦那様と長く離婚話を進めながらも、離婚ができず、ずっと、一緒に暮らしていて、
身障者になったおかげで、離婚届けをつきつけられました。
だから、離婚ができた時、嬉しかったのですが、捨てられた事も事実で、傷ついてもいました。
その頃、ゆずのお二人が歌う雨のち晴れルヤという曲が流行っていて、
どんな君でも愛している、という歌詞が、心に響いて、
コウ君なら、歌詞と同じ言葉を言ってくれたかしら?とコウ君の事を思い出していました。とラインを送ってみました。
すると、
俺の所におったら、車椅子生活になんて、させてないで!と返信をしてくれました。きゃあ!です。嬉しくて、ときめきました。時々、のみ会帰りには、電話もしてくれるようにもなりました。
今夏、彼が、和歌山へ泊りでサーフィンに行っていた時、泊りなら、電話をしてもらえるかしら?と、ラインでお願

いをしてみました。
すると、さすがに、会社の後輩の前で、彼女に電話はできません。との返信。彼女?嬉しいですけど、私は、コウ君の彼女なの?と質問。
ルと、ミミちゃんが、嬉しいなら、ミミちゃんは、今でも、俺の彼女です。と送ってくれました。先日には、杖ありでも良いから、ミミミちゃんが、一人で歩けるようになったら、迎えに行きます。との言葉を送ってくれました。嬉しいけど、戸惑っていました。すると、あくまでも、ラインの中での話で、実際には会いません。と、きっちり彼から、線を引いてきました。安易に、実際に再会をして、不倫をするような人じゃないのだとわかりました。家庭を大切にしているからこそ、彼は素敵なのだと思いました。これからも、今の距離感を保ちながら、長くラインを続けていきたいです。あくまでも、ラインの中だけの恋です。







22/12/21 19:18更新 / ポロンミミ



談話室



■作者メッセージ
先日投稿をしたマクドナルドの恋に来た彼とのラインについて、少し書いてみました。

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