今月6日、やっと、コロナワクチン1回目を接種。
かかりつけの診療所ですが、
普段は、往診に、来ていただいているので、
私が、診療所を訪れたのは、数年ぶり。
問診に、現れた医師の顔に、見覚えがあったので、
「○○先生ですか？」と尋ねてみました。
すると「そうです」と
「私、昔、まだ、健常だった時、先生に、診察をしていただいたことがあります」と言ってみました。
すると、その医師は、
「ああ。それで、名前に、見覚えが、あったんですね」
と、静かに笑いながら、答えて下さいました。
その医師は、アレルギー専門の名医で、通常は、大学病院勤務。全国から、患者さんが、先生の診察に訪れるので、毎日数百人もの患者さんを診察されています。そのような方に、そう言われて、なんだか胸がきゅんとしました。
年齢は、おそらく、還暦を少し過ぎたくらいで、細身で小柄な方なのですが、デスクに向かう背中は、頼もしく、横顔は、キラキラ輝いて見えました。その信頼できる医師が、「今夜、熱は出ません」と断言をしてくれたので、安心しました。注射は、看護師さんが、手際よく打って下さり、あっという間に終了。痛みも全くありませんでした。思わず医師の方に、初めてときめいた日となりました。2回目は、週明けの月曜日、27日、緊張です。

■作者メッセージ
緊張しながら、受けに行った、ワクチン接種1回目。素敵な出会いがあったので、書いてみました。