ポエム
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晩夏
高校時代、フォークソング部に所属をしていました。
その時、1歳年上の女性フォークデユオの先輩達に憧れていて、
定期的にクラブ内で行われる身内コンサートを楽しみにしていました。
私は、矢野顕子さんもユーミンさんもその先輩達の演奏から学びました。
この季節には、松任谷由実さんの晩夏という曲をよく歌っておられて、
サビののびやかなメロディーに、美しい歌詞が、印象的で、
今でも、口ずさんでいます。
空色は、水色に、
茜は、紅に。
やがて来る淋しい季節が恋人なの。
藍色は、群青に、薄暮は、紫に。
ふるさとは、深いしじまに輝きだす。

その先輩達は、二人とも、派手までは、いき過ぎない、他の生徒達よりもちょっとだけお洒落な女の子でした。明るく元気で、いつも楽しそうでした。男女共学だったので、校内に、おつきあいされている彼もいました。歌ってばかりでなく、学校行事にも積極的に参加をされていて、学業もやるべき時にはきちんとやる。学生生活を謳歌されていたように、見えました。なんといっても、容姿端麗。可愛い女の子達でした。ピアノとギターのアコースティックデユオでしたけれど、違うグループの方々や先輩達と一緒にバンド編成のセッションも披露されていたのが、素敵でした。通常、電気楽器の使用は、禁止されており、エレキギターやベ―ス、ドラムの音を音楽室で聴いて驚きました。YAMAHAのdX7というキーボードを初めて見て、衝撃も受けました。すっかり大人になって、いつのまにか先輩達と連絡をとることは、なくなってしまいましたけれど、今でも先輩達の懐かしい歌声が、私の中に残っていて、生きる力になってくれています。感謝。
21/08/27 15:31更新 / ポロンミミ



談話室



■作者メッセージ
祖父母の家で過ごした夏休みの思い出を書こうと思っているうちに、もう、夏が、終わってしまったので、いつもこの季節に思い出して、口ずさんでいるユーミンさんの晩夏という曲の思い出を書いてみました。

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