ポエム
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ロールピアノ
鍵盤をロール状に収納できるキーボードを購入しました。
コンパクトで軽いので、デイサービスに持参して弾いてみることに。
イヤホンをつければ、自分だけの世界。周囲の騒がしい音も聞こえません。
楽譜がなかったので、子供の頃の記憶をたどって指が奏で始めたショパンの子犬のワルツ。
意外とちゃんとピアノの音がしたし、私のリズム感も戻ってきていた。
動かなくなった左手は使わずに右手でメロデイ―を奏でただけの演奏だったけど
気持ちは、わーい!とはじけて
たぶん、見見習いの魔女さんがホウキにまたがって、大空を飛んだ時と同じような気持ちに。
本来のテンポよりは、ゆっくり目に弾いてみたけれど、リタルダンド(音楽用語で、だんだん遅く)からのスピード感のある下りの旋律もバッチリ決まり、大満足
これから一人で過ごす時間が、より楽しくなりそうです。
幸せ方向に向かって、一歩前進。
開発してくれた楽器メーカーの方々に感謝。
ネット上で購入させてくれたアマゾンさんにも感謝。
自宅まで運んでくださった物流業の皆様にも感謝。
21/05/22 13:41更新 / ポロンミミ



談話室



■作者メッセージ
入浴とひきこもり防止を兼ねて通所しているデイサービス。イベント以外の時は、何もやることがなく、会話のできるような人もいません。ひたすら帰宅時間になるを待つだけの苦痛の時間を楽しい時間にしたくて、ちょうど探していたロールピアノをアマゾンで見つけて購入。コンパクトで軽いから自宅でもヘルパーさんを頼ることなく自分で出し入れできそうです。鍵盤楽器を久しぶりに弾いて、嬉しかった気持ちを書いてみました。

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