あなたはスポンジ
あたしの言葉をぐんぐん吸い込んでくれる
でも性格わるいからさ
嫉妬、悪口、つまらない小言
毒のあることをたくさん言っちゃうんだ

でもあなたはなんでも柔らかく受け止める
「なるほどね」
「気を付けるね」
驚くほど、いつもそう

穏やかな大型犬がわがままな子猫をあやすように
春の日の植物園に差し込むお日様のように

優しい

でも心に毒をため過ぎてないか不安になるの
たまには思いっきり体をぐいぐい絞って
言いたい言葉を遠慮なく絞り切ってね

その時はきちんと良い子にできるように
どんなひどいことを、どんないい方で言われても
あたしがあなたの言葉のスポンジになれるように
実はちゃんと準備してるよ

いつも優しくしてくれてありがとう
たまにはあたしに怒って欲しいな

すっきりしたらね
二人でスポンジケーキでも食べよう

■作者メッセージ
直球な恋愛の詩を書きました