ポエム
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地球型生命体。

夜の空を眺めた。


星がひとつもない曇った空。


その雲は腸のようにうねり

今も欠かさず動いていた。


それを見ている私の心は
消化されているかのように
なくなりそうだった。



ある日、地球に食べられ

地球人として誕生した私

地球の一部として誕生した私



誕生させられた私は


食べられた者の運命通りに


消化され、いつしかなくなってしまう。




私は私の体内のことについて考える。


私の体内の物はどう思っているだろう。と。


死にたくないと思い必死に消化を妨げているのか。


早く来世に生まれ変わりたいと消化を望んでいるのか。




私の体内と


地球の体内


食べられた物と


食べられた者




心がどんなに大きくても


消化される運命には逆らえないのかもしれない。



あなたも

私も
17/11/16 21:51更新 / 下降気流



談話室



■作者メッセージ
檻の中の檻。

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