ポエム
[TOP]
羽虫
私の趣味には合わない、フローリングの床に寝転がりました

六月のプール上がりの友達の肌のように冷たい床を堪能していると

羽虫がいました。

私は殺すのが好きじゃないのでただ猫のように、ジィ と眺めていました。

指先でつついてみました、私の指先は羽虫の何倍も大きいので羽虫は動かなくなってしまいました。

死んだのかと驚きましたがしばらくすると動き出しました。

しばらく羽虫をもてあそんだあと、床から少し目をそらしました。

そして床を見ると羽虫はもういませんでした。


その羽虫は今何生きているでしょうか、ひと時の友人、、、おもちゃと変わりませんが、きっと知らないうちに潰してしまっているのでしょうか

もしそうだとしたら私は少し悲しい
21/05/06 23:50更新 / 1026



談話室



TOP | 感想 | メール登録


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c