木枯らし
外に出ると
セーラー服がひんやりと冷気を纏う
背中に力が入って
唸るように震える
指先からスルスルと体温が奪われていく
強い風が首元の隙間から入り込み
スカートの中には冷たい空気が満ちている
とても寒い
それでも私はここに永遠に要られるような気がする
そのうち吹き付ける北風は
私を無視するようになる
体温は器から逃げ出し
氷のような体だけが残る
指先 鼻先 頬 唇 額 耳
感覚も抜け出していく
ああ やっぱり
とても寒い
セーラー服がひんやりと冷気を纏う
背中に力が入って
唸るように震える
指先からスルスルと体温が奪われていく
強い風が首元の隙間から入り込み
スカートの中には冷たい空気が満ちている
とても寒い
それでも私はここに永遠に要られるような気がする
そのうち吹き付ける北風は
私を無視するようになる
体温は器から逃げ出し
氷のような体だけが残る
指先 鼻先 頬 唇 額 耳
感覚も抜け出していく
ああ やっぱり
とても寒い