ポエム
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木枯らし
外に出ると

セーラー服がひんやりと冷気を纏う

背中に力が入って

唸るように震える

指先からスルスルと体温が奪われていく

強い風が首元の隙間から入り込み

スカートの中には冷たい空気が満ちている


とても寒い


それでも私はここに永遠に要られるような気がする

そのうち吹き付ける北風は

私を無視するようになる

体温は器から逃げ出し

氷のような体だけが残る

指先 鼻先 頬 唇 額 耳

感覚も抜け出していく

ああ やっぱり


とても寒い
20/12/16 19:36更新 / 1026



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