ポエム
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1日目
小さい頃は母から勉強しろと言われたもんだ。

きっと他の家庭程言われる事はなかったが、よく覚えている。

決して低学歴でない母の決め台詞はいつもこう。

「私ですらもっと勉強していればと未だに後悔する。そうならない為に、ちゃんと勉強しなさい。」

小さいながらも、例え母の後悔とは言え、自分の痛みでない限り改心する訳が無いと、心で反論した。


しかし気付けば言葉の持つ魂に魅了されていた。

だから書く現代文。

明治の詩集を手に取っても、めくれない悔しさ。

そして自分に子どもができた時、きっと言ってしまうだろう。

「後悔しないよう、ちゃんと勉強しなさい。」
20/07/15 23:15更新 / プレイヤ



談話室



■作者メッセージ
初投稿失礼します。
あの時分からなかった親の気持ちが分かった瞬間、大人になった気がしますよね。

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