ポエム
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まだ声が聞こえる
死んでもいいと思えるくらい好きだった
君とだったから赤ちゃんを産めたんだ 
他の誰でもダメだった

月日は流れてすれ違う
見つめ合って微笑んで
横に並んで歩いていたね

いつの頃だったか君は隣を見てもいないんだ
それぞれペースも好みも優しさも違うことに気がついた
背中合わせでたまに振り返って会話していた
いつしかクロスして二人はすれ違う
君を呼べばまだ声は聞こえるかもしれない

そしてまた違う誰かと出会って見つめ合いながら微笑んで
横に並んで歩くんだ

いつかの私たちみたいに
それぞれの好きな人と
また恋をするんだね
24/01/17 19:29更新 / 山川森佳



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メビウスの輪

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