ポエム
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早春に吹く木枯らし
戦争の足音と共に静かに
311の声ならぬ声が聞こえ始めた
今日は晴天なのに頭痛がしたのはそのせいか
テレビをつければ偏向報道
右も左も分からぬ
何が正しいのか不明だ
何が正しいかは不明なのだが
とどのつまり
一般市民が犠牲になり巻き込まれていることには変わりはない
大義名分多少の犠牲は仕方のないことで済まされるのか
喧嘩両成敗だろ

おばあさんが死んだあと、叔母とその嫁は家の中で一緒にいて鈴の音を同時に聞いた驚いて顔を見合わせた
その叔母も流行り病で急逝し叔父は急に老けた心も体も
やはり妻に先立たれると男は弱いものだ
あっさりと家族の形は変わった

偏ったメディア、さりげない情報規制、インターネットは情報に溢れクラウンからワクチソいつのまにか戦争へ311と眩暈がする
確実に生活は変わりながら
たとえ置き去りにしたとしても
それでも世界は回りつづける
22/03/11 00:21更新 / 山川森佳



談話室



■作者メッセージ
ふと、いろいろと思い出して

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