ポエム
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いきている
君と見た月を見るために
あの丘の向こうに行くんだ
けど誰かが足をつかんで動けない
その誰かが自分だと分かったとき
どうしようもなく苦しくなった

月を見るのをあきらめたとき
僕の足は前に進んだ
君といないことが僕にあとっての幸せなんだ
そう考えないと壊れてしまうから

”好き”がわからくなって
自分の首に手を回す
そっと力を入れるだけで
生きてることを実感する

僕が見てきた君は
僕が見たかった君だった
君が見てきた僕は
君が見たかった僕なのかな

あの美しい月は
今日も僕らの上にいる

だけど見せる表情は
どんなものだか思い出せない
忘れないと壊れてしまう

壊れてしまうから
生きてるとわかるんだ

君と見たあの月が
思い出の中で笑ってる

つらさいときが生きてるなら
幸せなときは死んでいる

前か後ろかもわからない
僕は生きている
19/07/30 12:30更新 / ぺこ



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