ポエム
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秋桜
河原の土手でゆらゆら揺れる

薄紅の秋桜が秋の深まりを告げる

君が誕生した時も

この日と変わらない

薄紅の秋桜がゆらゆら揺れて

咲いていた

あれから二十数年時重ね

純白のドレスに身を包んだ君と

腕を組んで歩いてる

君の腕が私の腕を離れて

君を待つ王子様の元へと旅立つ時

今までありがとうって言葉が

聞こえた気がして

堪えていたものが溢れてきて

君が王子様の元で

幸せそうな笑顔が見れなくなった

河原の土手でゆらゆら揺れて

咲いてる薄紅の秋桜

今は小さき手をひいては

あの頃の事を思ひ出す

君に似た笑顔を見せる

君の子に君を重ねて
16/10/26 22:31更新 / ぱち



談話室



■作者メッセージ
秋の深まり風物詩…秋桜

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