ポエム
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雨のち曇り
本当は終わりにするつもりでいたのに

さようならも雨に書き消され

涙も雨に誤魔化され

最後に抱きしめられて

ありがとうって何?

忘れていた胸の鼓動が

どんどん溢れて来て

耳が赤くなるのを気付かれるのが嫌で

涙止まってニヤついてる

顔を見られるのが嫌で恥ずかしくて

思わず突飛ばしちゃって

バカって言っちゃって

土砂降りの中走り出して

見えなくなるとこで立ち止まって

ふっと我に返ると

やっぱり今でも好きなんだ私

居るのが当たり前過ぎて

見えなくなってたんだ私って

甘え過ぎてたんだ私って

馬鹿は彼じゃなくて私なんだって

気付いたらその場で

踞って泣いちゃった

もう間に合わないかもしれないけど

彼のいる場所へ急いで戻って

伝えるんだ

さようならじゃなくて

もう一度新しく始めましょうって

私の気紛れ雨のち曇り

私の曇り心を大雨にするか

曇り空割って晴天にするかは

彼の心次第

図々しいけど

晴天にして欲しいと

空見上げてお願いして

彼の元へと走り出した



16/07/01 12:18更新 / ぱち



談話室



■作者メッセージ
前回の続きと言いますかなんといいますか…m(__)m

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