死んだ鶯色の髪をした大学生の女が
インナーカラーのように風俗勤務を世間に隠すことで
パパ活を正当化する派手髪のピンクの女が歌舞伎町を歩く
ネオン街ではよくあることのようで
死んだ魚の目の黒服に
「ガールズバーいかがっすか？」
と
声をかけられ
慌てるようにコンバースはタイルを踏みつけていく

それがどうという訳ではないのだけれども
ただただ
少しでもつられてしまう自分がいる