ポエム
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紫陽花の毒
時計の針が狂ってしまった頃
或る一定のrhythmを胎内に染み込ませている。

「君の居ないことも又夢のやうな夢でした。」

嗚呼どうしてそのようなことを言うの?
嗚呼どうしてあたしを責めるの?

「だうしたつて,君は僕のことを手助けしてくれやあ、しないのでせう?」

ひとつふたつみつよつ秘密を明かそうか
Θανατος[タナトス]が癒す傷を甘えというのなら
菓子のようにあたしの身体には砂糖が詰まっているのね

じゃりじゃり壊れていく

水無月は終わり紫陽花が毒の根を張る
息を止めて時間も止めて 夜に散る花弁
20/07/02 11:02更新 / ヨルノアサヒ



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