ポエム
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びいどろと熱愛
いつもどこを見ているの
そんなに世界はつまらないの
君の目と私の目を
かえっこしたらどうなるの

君が想像しているよりも
もっとこの世界は濃くて熱いのよ

硝子細工のような私を愛して
私が溶けることを恐れないで

君の熱で 私が ゆがんで 曲がって
最後には溶けて
君の心に大火傷を負わせても
ずっと生きて

きっとその時
私を愛していたという 証明になるから

なんて我儘だと軽蔑するかしら
君がつけた傷すら
美しい切子の模様よ 狡いわ

もう一度があるなら
熱い息を吹き込んで
俺のものだと
曲線を描いていく私の中に
君が入ってきて欲しい

二人の間には灼けるような、烈しい愛を










20/03/07 01:42更新 / ヨルノアサヒ



談話室



■作者メッセージ
これは、わたしのポリシー違反な詩です。アダルトだからです。
でも見ようによっては、一瞬で壊れるような瞬間的な恋のようにも見える。
どちらにしろ、「熱愛」がテーマなのは変わりないです。

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