存在証明を。
伸びきった糸が
縫って、縫ってと垂れ下がり
それがいつしかおまえの足首を絞め
ここから動けなくなった
どうかこの鋏を持って
私の首に突き刺しておくれ
おまえの手でしっかりと
私の息の根を止めておくれ
肉を切ってもおまえは骨を断ってくれない
情けなんかじゃない
血溜まりのぬるさが
私たちの体温だ
冥土へ往く前に ひとつ空気をくれと
肺が膨らむ 血が巡る 脳が震える
ええ、これこそがまさに生の醍醐味
存在証明を。
存在証明を。
いま、命の存在証明を。
縫って、縫ってと垂れ下がり
それがいつしかおまえの足首を絞め
ここから動けなくなった
どうかこの鋏を持って
私の首に突き刺しておくれ
おまえの手でしっかりと
私の息の根を止めておくれ
肉を切ってもおまえは骨を断ってくれない
情けなんかじゃない
血溜まりのぬるさが
私たちの体温だ
冥土へ往く前に ひとつ空気をくれと
肺が膨らむ 血が巡る 脳が震える
ええ、これこそがまさに生の醍醐味
存在証明を。
存在証明を。
いま、命の存在証明を。