箱庭夜空
月も見えないこの街で
あたし千鳥足になりました
覚束無い人生に嫌気がさして
路地裏で塵と眠りました
そのうち雨が降ってきて
あたしは蹲って鴉にこう言った
「観客は手を叩いて笑った、見世物だって」
鴉は一言カァカァと鳴いて
暗闇の中金色の目を光らせた
あのピアノの音色も
透き通った水の感覚も
窓から入る風の匂いも
全部もうなくしてしまったんだ
もう二度と期待なんてしないで
星も見えないこの街で
あたし涙も出なくなりました
あたし千鳥足になりました
覚束無い人生に嫌気がさして
路地裏で塵と眠りました
そのうち雨が降ってきて
あたしは蹲って鴉にこう言った
「観客は手を叩いて笑った、見世物だって」
鴉は一言カァカァと鳴いて
暗闇の中金色の目を光らせた
あのピアノの音色も
透き通った水の感覚も
窓から入る風の匂いも
全部もうなくしてしまったんだ
もう二度と期待なんてしないで
星も見えないこの街で
あたし涙も出なくなりました