ポエム
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向こうに行くにはまだ早い気がする
生きてて欲しいと言ってくれ
苦痛を濾して産まれたものに価値を与えてくれ
君が思い描いたような
立派な人にはなれなかったが
どれほど醜くてもどれほど悲しくても
それでも私を立たせる理由は
昔泣いてたあの子の光になりたいからだよ

あんなに酷い目に遭ったはずの昔の思い出が
なぜだか幸せだったように感じるときがある
それは「美しいものだったと改ざんされた」のではなく
苦しくてたまらない日々のなかでごく僅かに輝いてた
あの光の眩さが強くなっているんじゃないか?

息をすることさえ大変だった日々に
酸素になってくれたものがあって
それらに救われたんだ ありがたいなあって
今になって思ったりする

産まれてきてよかったなんて言えなくてもいいよ
でも生きてみてよかったと言えたらいいね
遅効性の呪いで苦しめられていても いつかは
いつかは いつかは
やわらかいベッドで眠るように息がしたい
26/01/18 07:07更新 / ヨルノアサヒ

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