ポエム
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観念無念又来年
この夢が腐り落ちる前に
蜘蛛の糸を、垂らして欲しかった
私が欲しいのはゆるやかな眠気だけで
ねえ 拭えない不安感をどこに持っていくの
ゆく宛のない大きな荷物を抱えて
よろめき進むあなたの目で見ることができる?
その目じゃ世界は見れない。
その目じゃ世界は見れないから。
私は今日も膝を曲げて
消費期限間近の夢に逃げるの
おやすみなさい。
世界は進んでいく、回っていく、止まらないでいる
焼け付くように、焦げる脳に、
夜風が染みて、そんな浮遊感を、
心臓にぎゅっと詰め込んでは
風船にして沢山空へ飛ばした
ねえ誰か、教えてあなたの胸の穴
ぴったりはまる鍵なんて
何処にもありはしないけど
さあ壊れてしまう前に、素敵な夢を見たいわ
浸かった水は、温すぎる

諦めが芽を出して私を殺していく
種がそこらじゅうに転がっている
ごろん ごろん

朝日が昇って、バイバイさよなら、またあした
明日なんて 私達にはないけれど
21/03/27 16:04更新 / ヨルノアサヒ



談話室



■作者メッセージ
過去作2、詩が書けなくなったのでこれからは昔の作品を多めに投稿していきます。

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