因臥微曉( トワイらいと )
キタヨコハマ
キタヨコハマ
まふゆにハアバア
ピアの突端にいまにもダイブする決断で
革のてぶくろ とんを脱づし
ほうっ ほうっ と
悴じかんだ ゆびさきを慰寒める
ひとりひと みえぬ無盡の鴿場に
マツワリツク 過 ぎりに噎背び
ちょっとだけ 卻びり
ひぃぃぃぃーーーィ / ィー
とテナァサックスの湯吻のような
霧笛が 磨れて濾す りぅ永が低く
キモパツの駐留兵を真似った
咳込みモヨオスおれのたばこも
おまえとの迫まに引掛りひきづった
蛸足磨崖いの雑乱こしい舫やい綱
畔仏とける糧っかけには
なるだろう
それらおれらに諭トすトゥアイ ライトゥ
ひあ ゆあぅあぁ
わたりきったら 岸
大黒埠頭だ
アメリカではない
と 宙にまみえるペリー提督よ