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市民プール



るるらるらふるぶるばぶら
るるらるらふるぶるばぶら
ばぶふばぶん

およぎおよぎ
すでに4ターン目だ
息が苦しい
無理をしすぎた?
厭、まだ我慢可能
じぶんの限界に微分的に迫り
幾度でも沮む壁と天井を破って
その更に先の水面上を垣間見るんだ
そういう自分の意識薄弱との対峙対決
勝負 賭け
さあつぎは復たクイックターンをやろう
潜水中に回転動作をすることによる
鼻腔を透した脳細胞へのダミジ が
あるが構まわない執着しない

陸上での有象無象めんどくさくて
棄てたくなる鬱ぎ込みたくなる
屈折せざるえない彼我の関係も
ここでならばそう
泰になれる
水棲は俺たちセイメイの発祥域
運命が結ばれ約束されておしり出した
俺達は皆ここではじまり
ここに融けていく ふぁあっふぁあっと
だからなのかな?
水のなかで搖らぐオロホシ オホロシ
ヒカリのカゲがすきだった
魅せられて惹き寄せられて
かよった
きみのビキニライン
ふくぶにプキ出た ぽへそ
撫としい
あれがぜんぶただの
二値データの諸産つ露だったなんて
いまでも信じていないよ
しんじてはいけない
けっしてけっして
この結び合わされた贋のみずの
決潰のなかで やな嚢瘍がぷぅ脹くらんで
オレラの督におえなくなったら
倫憲の責任問題、告発されちゃう

そんな取越しリスク
気の朶葉から逸らうためにもともかく
掌肢うごかせ筋を痛じめろ!
孤とり水練授業



24/01/26 01:31更新 / OTOMEDA



談話室



■作者メッセージ

市民プールに身を預けとろけてると、
知覚が波ろがり宗つがくが囚よせられて
こないかい?

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