無慈悲からの発輪り
犠牲にされた
大好きだった女の子のくびを抱き締めて嗚咽あげてるシーン
想像してみてください
そんなことはあり得ない
なんて言下に否定しない
ジダイがかわればあるのです
彼女もきっと
こんなカタチで終わりたくなかったのだろう
『なんでこんな......』
あなたは茫然としてつづく言葉をうしなっています
ムゴイ と感じるけれど
それを声にだしてコトバにすると
スベテが取り返しがつかなくなっている真実を
追認しなければならないことになる
あなたの抱く双つの三つ編みさえあどけない 少女のあたまは
血塗れでなまなましく発するニヲイもすごいけど
うっとノドにきておもわずジベタに伏して嘔吐もしてしまったけど
フシギに穢れているとおもえない
その遺した顔はねむってるかのように おだやかにマブタとじ
あるセイボのようなうつくしささえ湛えてる
そんなシーンなんです
でも このばにいあわせてしまったあなたは
このままにしてはおけません
悲しいけどやらなきゃ
110番にいち早く報らせるのはもちろんだが
だれが彼女にこんなひどいことをなんのためにおこなったのか
キケンをかくごでそれをヒトリで調べてとむらう
それが彼女をヒソカにすきだったじぶんのサダメ
しぬかもしれないけどたちむかう
拳ブシとココロがふるふると慄るえてるのを
おそろしく冷淡に見下ろしているじぶんがいる
裏のジブンがやめたい ヤメロ!と號けんでる
でも やめるわけにはいかない オレは
イクジなしだが卑怯なままイキしつづけない
そうやってまた
次のストーリーがはじまるんです
絶望との葛藤のハテに築らかれる ツギのエキソダスです