サステナブル救翠十字軍
僕のせかいの内外に色色な給水塔がある
ほら あの公団団地段丘のうえにも
遠目で一柱と鎮座堂しているんだ
顔は無いがまるで道祖地藏様の態ぅ
令和への昭和の置き忘れもの
いまのインフラでは
天候からの潤謳い慈ぐみなんて
貯める器ものも ふひつようなのかも
しれないが ありし時代の振興住宅の
生命線護り いざ飢饉旱魃有事のさい
最前線担さえるスィンボォ となり
安心感賜えてくれる お大黒柱うさん
の ような どでん 』どでん
最近一寸オナカが出てきたけど根もしげ
みたいな ね?
『ん? 何だい』
だから僕はこのとしになっても
給水塔・電報電話塔・換気塔 類たいな
むいみにみえてもやたらデカい存在感の
連中マニアを卒められない
いざきょうもゆかん!足の健脚維持兼ね
氷醒め降り頻れど近所への冒険の旅空へ
さあ着いて来い、金魚君 相棒よ
僕の脳内爽わぐ小堰と廃水運河傳たって
宛ら DNQーテのごとくクルセイドな
ジューニィーが初幕るんだ! 包る狂ると
僕ら 両鎮の鉄壁連携のまえに向う敵無く
背ろ に積顕るは骸ろ丘のみ
そんな英雄譚を絶巻前の褥枕で筆りたい