コールドブリュウ
無糖淹
葡萄酸 歯傀儡混
オ ト ナ ア ジ
苦噛みが渋夜味
五月蠅かった禿親父の味もい出の亊だ
煎じると 豆 豆 間から滲獵らんでくる
仄ほり
ちょっと酸む味 しかし髄をさし
ほかの煩いと傷みを相殺扠すピストゥル
マギらわすマギック
墨楽ッッくな 胡濃ぅ榧糒ぃなる
頑固な親父にはじぶんもむくちで
くちもきかない父息柄だったけど
さんじゅうねんの時間が 林やながれて
むこうが鬼籍こっちも鬼籍の
すこし帝まえに湛畳づむようになって
詰むまえにおもいかえす
おっサン引き摺り出すこと多くなった
位牌背ろの肖像写真のハゲは
厭ャそうに哀歌らづ 憮然んとして
アイソもない
可愛気もないがまあ予定調和のうち
でも自分で淹れたブラックコーヒーが
アイツを引き摺り出す
急須から滴る汰り翠茶が呼んでくる
おふくろの 霊も家貎 のほうには
映見称えて涕み田が脳里に展がるのにな
なぜ なに なんだかなあ