昭和マンション、大正長屋、そして
高度声調変声期といえば公団住宅と
高速高架、タ ワ。
そこにはいまだ生きて残る我々の海馬に
ノスタルジーやレトロの形骸で息づき
しんでいない
通おからず体温の欠けた ディジタル
データに 霞ぎなくなるけれど
昭和に汎用化したマンションは戦後の
横ならびの生活水準だとの錯覚を催させ
だれもが行過ぎた欲得も覚えず安寧でき
るスペル腰子を庶民にプレゼントした
そのひとつまえエドのまちの庶民生活に
源流をたどる長屋鋪き規格アパアトは
ガキンチョたちがすきかって飜鐚ばれて
カベにオオアナあけばそこから隣に淫く
れるひげモジャ ウザあどの困憊の雷撃が
飛んできたりするダイナミックな
世界観が売り桃だったたっけね、
そんな ものくろ銀盤再生机
するとどうだ
令和で描画中の住環境絵図は錯誤の割か
DIE災薬あとにできる都市地下断層の
断面に蟻巣のように鉱られる個室窟住居
はたまた水没東京水面に hattivatti
と 森 立 する細揺柱状突天高層アパート
の側面窓列室灯なのでしょうか
それらで局飾される未来藍は○Xパゾロ
なリバーシのお板に擬える幾何学紋急の
格子MOZAIC 背裏に透過光源しょって
すほしはなれると建築師の意匠が脳内を
痛たぶるトロンプ・ルイユ あるいは
イリョージョニスティックキャビネット
ってトロンでしょうか
さあオネムリ ただの器レモノ たち