ポエム
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ある付箋の定義


これはわたしの付箋
とおい忘却の彼方からふり返っても
キミの放つおとをいつでも
すぐみつけられるように
キミからひろがる常緑の葉を
すぐなでられるように
こころこめて留めてむすんで
うかべておく暖色のバルウン
あったかくなつかしくて泪泛ぶのに
涼しげなパステルカラーの
ふぅせん 震梦の 雲

年がかさなるとともに
閃いたことをすぐ忘れる
だから繋累をつけておかなければ
それらは永久に喪われてしまうのだ
脆ろくてあまりに儚ない詩た片た
ウスマクにそとがわと隔てられた
いじらしいよあぶくくず
だからいる
波間に存在指めす錨りがいるんだ
うまれてきてこのせかいに活きて
在ったことを遺す著るべいるのだ
それはメンヒル
かえのきかないいちまいの付箋
キミだよ そう。 気づいてよ



23/07/06 02:55更新 / OTOMEDA



談話室



■作者メッセージ

風呂の中で思いついた詩ネタ
ふろから出たとたんわすれた。
ゆぶねのなかに耐水防御のメモ帳
浮かべとかないとなあとおもった。
それでも僕は言張る。
じぶんはメンヘラなんかじゃない、と。
むきになって。ねえ?

いつものまた、おやすみなさい。

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