ポエム
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ヌードと蚊のボーイフレンド


いつものように入浴
ニューヨークのハドソウン川いる心地
蚊がふわりきて金切音キモかったので
拳し延ばし湯舟に招きこんだら朧れた
合掌
その泣きがらを弄り苛めあそんでたら
内側から浸透圧?緋色虹み出してきた
あっそれあたしの血
あたしから吸った血だむざん様
さっきおっぱい先きに丘できたやつだ
ぷくうと外輪山
Okaeri あたしの血液
そしてってらっしゃい
また会えるかねえ ときのわの結じる
はるかさきっちょ
そして赤の子たちはあたしから独立して
鷹揚と巣立ち
蚊のその期ゆく末とみちずれに
排水管の向こうへと消えていった
いつか海の大潮と合流するのがたのしみ
こんな八十三すぎてしょーじょなあたし
畔とからみるとアタマオカシイのかねえ
ねえ仏壇の上のおじいさんのお顔
どうおもう
すると揚がったあたしを平面上のメダマ
がチロリと睨んだ



23/06/26 00:05更新 / OTOMEDA



談話室



■作者メッセージ
そんなことはありません。花は萎ほれても花。いくらでもゆめのポーションふりかけてふたたびさく。誇る。みだれる。蕾みのまえにだってもどるのだ。それが詩のセカイで死のうえにだって跨がれる。https://youtu.be/6qfd5Lt9NEs

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