マリオネットたちのジュークボックス
新品の パレットに展らべた気の毒な画材たち
かれらはひとのこころうちの
ユメの絨き毯りをえがきだす檻の縞柄
格子チェック
私達の眼球に飾ならる脳ショリが
色素判別し分別知覚できる鍵理に於て
無限種もの画素の組合せパタアンで
みるものの魂を打つ藝技は
成りたつのだ（偉らそうに......）
だからいじらしく 上目遣いで 躙じり寄り
キミ、虹は『さぁ、感じて......』と
純真に 訴求希求する
ねえ
穹らには気球を
湾みには燈篭を
放がしてみる
さいしょは無心で 軈がて
還どることの無いその 羇び を想う
はてなく
はてなく
ゆめなく
ただ啼く
りゅーい りゅーい と
生きていればなにかしら感じて蠢ごくことからは
免れえないのだから
蝉しぐれのように
雪まみれのように
私達の
悠 深 髄 の根底に滲みてきて賜杯いする
綾 や 攣 る
いま 私達画材が屯ろし沈鬱どむのは
そんなメランコリ に霏ち禁められた
マリオネットスェィテェィ
パレット パトロウル パトリオットプラザ
