歳崖夜景灑鳥刺繍
とかいのめぐるめぐる慈ぐれる
めくるめくるめくれる
くるくると
ぐるぐると
つるつる ファナヤァ~ ~ ~
_____ (リンリンリン リンリンリン)
さいまつなイルミネエショオンの
なかで
きみな とりは
しづかやけいをみつめ
沈思黙考
否やそのちひさな
脳うのおなかでは
そんな折重なるような織疊むような
重層重奏情報は何も無いのにね
そう思はざりえぬのは視点の低い
ニムゲムの凡墓なんだなあ
薄く墓すく
きみがにげないように
まじかで瞳(め)を并わせ
きみとおとのないタイワしてたつ盛り
すふると
きみは
パウ
といって颯爽滑空び却ってゆった
あとには喧騒との境かいを逸した
LED(水銀燈)の粉塵の芳芒が
ちりちりしんしんと
静夜の絢爛絨毯の上に
ひゅりぃとぅもるばかり...