織紬夢積の夜長
九月長月の由来は夜長月
熱された土肌も木肌も郷の赫やきも
凡てが傾たぶき 衰減期にはいり
分子たちの結合振動の活性 きも
閑づまっていって 平普な しくなる
憐なすくなる
そういう 翳の差掛る蔭の象き 暗げの階
うさぎもすすきもまだ膚寒さを
感じるまえのツカノマ
風に捺されてバフを與えつけられて
劇しかった精と盛を惜むかのように
忍しい哉な
一枚の絵という美の額凾のなかに
沒さまり睡息を起てはじめます
ときどき
ときどき
セミもたまに残こり鳴た が阯惹く位
栄華(ひ)がおちた後の池裳りは
星したちの協響するコンサアアト館ル
さあ開演時間がすぐ傍バ
美味しいお蕎麦のお碗を方手に
エンガワ特等席にいちばんのり
ひとりじめしようよううさぎさんたち
ひとりじめしようよううさぎさんたち
ぴょぴょ ぴゅほっぴょんぴょん
ほ っ