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こころが過啀る


直前まで晴れやかに煌やいていた
純やかに青空色に晴れ渡っていた
僕くらの心は 精神の原野は
すぐ翳げる
たあいないミスが因きガネでアッと
遊うまに 餡雲架かりどんよりする
雲階の灰底棚がみるみる没んできて
地表にまで届くとひとの愛も忠節も
なにもかも呑み包んで 决らしてしまう
そんなとき僕くらを軆為すいろみずの
セロフアンは蜘蛛に餌い穿じられてる
気分になり最早やれぃよれぃよだ
それにカゲはカゲでもただの影なら
まだいいが翳だと断然だめだ
穢物が粘面床で腐酵する澱堰であれば
いっそう救いがない ひたすら肢を引か
れていき泥濘んで潰ぶされる
まったくの現金だ 差出す担保も何も
交渉の材料と見なされない あっても
唯だ視線をそらすための陽動だ

でも浮編むはいらないよ?
そこで拳を握る あなたたち

こ ぉろがしらぬ魔に翳に蹂躙されたら
シェルで潜おいシェルタアに匿まわれて
避難して瘁むろう しばしのあいだ
冠ぶりと魘めを杏づけて ほら
癒しと憩いの慈雨と 菜さしく額を障れる夏ぜ
肌んじるでしょう?
おやすみなさい あなたたち
zzzz


23/06/11 04:32更新 / OTOMEDA



談話室



■作者メッセージ
畏怖と衣服はちょうど斜す向い。
ごきんじょの金魚鉢のなかを覗いているように。
https://youtu.be/LY8bL1pDbCY

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