そのムスメは鰯雲を希煽げる
ミアゲルフルミ
姫うじょはみらいみ吸える
潤るんで煌りにみちたその褥瞳
兢それをも挫折もまだしらない
自分を攫かんで自我を識ったばかり
自信満面なのである
おないどし!の子達には
ぜったい負けないわ
シン と真摯な睨香は幽すかな
覇じらいと雛けなさを拌ぶしながら
貴公子たちの所作を射貫く
櫛の歯となってかれらの末来に断さり
茎練を棘やし混つわり墓標に縫い留める
フルミは毒になったことをまだ 覚らない

23/05/31 06:40更新 / OTOMEDA