戔光
秋ちかずく秒読み日読み
可逆に削られていく一方の
のこりじかん
猶予はふつう有限
たいむりみっとがとうぜんある
惨ごかなみし
だから杉し春かふりかえり煽おぐ
西の空の残照
うすべにくもに姫されたたいように
うちゅうがそこでづづづううっと
待い機 しているのを思い出さされて
おもわず はっとめがさめ 浸やり
額たいのしたらに掌らのおおい風ざした
ねつきのなかにすづこし motherり
はじめた涼づ くふ気
しゅ じゅ かぜ ふーふと風車まわす
いきおいあまって
デッカイふうしゃ フーシャも
勇者のごとく
グドゥングドゥン 宙転がってく
ならくへならくへ
ひたすらひたすら 転騰しつぶさりてゆく
じん背なんてこればかりのもの
ってゆ怠キラめ だからヒラキナオリ
背櫛 し を斜なめに侮瞰する堕察士となり
いずれ おまえに討たれるのを
永がく焦がれる 罅びの搜び紬むぐ