ポエム
[TOP]
斯うしてくだり坂へ


ゆうげのまえに編め駈ぜは
とおげをこえて
降だり 逆かに局かっていった

もうこれであんしんと安堵
緊張が解くれつむね撫で下ろす私

嵐い怖の眼渦もうちゅっ を
睨みつけながら蠍っそうときたへ
抜 けてしまった
さくばんはほんとう大変だったね
ほんにおやっとさごわした
六号に苛まれたばかりの
みなみの橋しの黒か雛よこたちも
懇んごろなコエをゴロゴロのどを
鳴らしながらかけてくる
そのちみつな気くばりハチミツみたい
でなみだを唆る ホカホカしたみそしる
小椀で差しだされて一気のみ
ドシャ降り時につき刺さって残ってた
ゴリラごーうの濡れた跡がわたしの髪
あなたの髪にも綯い交ぜになってて
もう っ
なみだだか何だだかワカンンアイ
む くっしゃくしゃ
おたがい「ひっどいカオw」と指差し
合って嘲らってたね
なんだかなごんだひととき
まあともあれ(閑話休題)



なつも 5年も これで伴にくだり坂

ユックリとじかんかけて
くだっていくよ あとは航がれのまま
晦日の端しのてんかんてんまでのね
とちゅう立ち止まり
ときには座込み横臥したりもして
こっくりこっくりしながらゆこう
あわてず堪能しみながら嗜なみながら
あじわって 驗すもう
黄昏れから夜更けへと
グラデーションの絶妙差が きっと趣ツ


どうです 夜霧のかなたに
巴里の燈は視えますか?





23/08/16 05:36更新 / OTOMEDA



談話室



■作者メッセージ

そろそろ見えはじめたね。次の象限のせかい。街にますくしてる者も随分と少なくなった。でも自分はまだはずせない。慣れてしまった柵らみすこし心地良い。
https://youtu.be/0TdPyTBIoU4

TOP | 感想 | メール登録


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c