ねえ 龍が昇ってった
みあげよう
蒸気機関車のあとに
黒い龍がのぼっていった
この龍脈のくにでは
ときおり
じだいの別しめおわりに
いだいなるさいのう
黒い龍が召還されて
傾いた聖り坂の下を伝っていって
素粒閣界へもどっていく
そうして不躾瘧な燐環を
描がく
絵にすると翳と榮とが
たがいのまわりをくるくる
まわりながら触れてく感じ
そうしながら次元へだてる
かべをこえて理論上の
認識不可な高みへ参開するんだよ
またであえるといいね
いつか貌たち替わっても
かれらの肥やした果実は繋がり
別の誰かが更に飾り贈どこして
物凄いみらいのタカラと
土壌の根さえとなって掲供されて
いるだろうから
天元突破の輩出はキット
それでもさまたげられない
なにが変っても宿められた暦
首典訓