両腕両足がなく
ダルマとなっているわたしは
ブルーヴァドーに面したみせの
窓からただ往来をみつめている
ゆったりきたり
ゆったりきたり奇多浪
一日中春秋あまりに
おおぜいの人生が混きかう
カオスナルダイトカイノイッカク
よぎりに咽び霞むキャナル躱運

雪の日も嵐の日も放水の日も
みえない昊からは汁だったり
春には桜弁がおちてきて
しらりしらあるいはぼたりぼたり
貯もる
自摸って層雲って垢まってゆく
わたしの愁いと疑問と狂飜と
同じだ
自分はいったい 何者れ？
なぜ観察めているのだろう
文明がここにあったという
証人になれってことかしら
ああそうかこれは未練だ
郷愁がうみだすすぎさりし
時代のただの記録動画だ
きまりきまりのギリギリの
ところのリセーが奔瘧し
限界栓の直前角で史み留ど悶る
ここはとっくに
ノーコンテンツフェイント
デゼェアートになってたんだ
回顧が後悔というすぱいす
だけで創れる超熟のアート
見事なだけで誰も評価しない蜃気楼

■作者メッセージ
タウンの病めは夜靄。りとりとアスファルト穢したりだからガウンきて街出してダウンしていく内ろをリフトうＰするの伝死す。
https://youtu.be/h3MuLJF8Tx0
https://youtu.be/RIpzzSIoU5g