永 蹟
見本地図を俯瞰から眺ろしてみると
その迎かうはじ肥前半島のとったんに
卍 畳の黹系大地
永 ガ 蹟 キ
浦上から大浦から
亀山から稲佐山からも
海舟や竜馬らが おでこに拓らいたあの
掌充てて後世の 此なた覗き込んでるヨ
陌60年後のコッチコッチ
謎の渕 ギヤマンでできた万華響
スレェドカコォプを輪凜し筒つるくる
おおぜいの夷国のタミィや国人たちが
混然と桜蕾してた文明のクロスロードも
踏絵や禁教のれくぃすぃ の残照も
一 瞬 で粒子に還どした
無 慈悲 な真夏祀り花火
霞 威の鉄鎚
ポ か とふいにい穴いた縢がり 虚
そして聨ならった意と医の 介 抱
たくさんのひとたちの情酒けが
共有した 哀激を抱き締めた !
だから今日は情咲けお還えしの日
灯篭流しのうつくしさを
われわれせめてもの
こころうち 豊たかに 漂かべなくては
遠ざか 去く 点 もらをみおくらなくては
ゆくさき方ぅ角く
みえない 時代ま の航り澪だから
灘だ 浪み 圧しつぶし器ら 閃いた
瑕蹟Art
NAGASAKI
いまは藍のビロードに夜景の虹煌き
西果つる臆の弱こうで
幾枝に拡げた淕でを撚ねりながら
きみを待つ 追臆と懺悔たちの
凭り翠り祭り