瀕どでも黄泉ガエル
圧 され ても
屈服されても
きみは幾度だってやり直せる
地を這いどろ水を啜る汚辱に
まみれたってきみはきみ
ほかのナニモノでもなく一態
瀕りかえし 蘓み 蛙えれるけろけろ
にょろんにゅろんな 玉 杓子から
デホルトロード丁い寧いになぞり直して
ぴょん ぴょん といせーよくげんき よく
溌つ 剌つ と再生を完了できる
復権なんてできてなくていい
再生前のきみのすがたはすで 古いもの
屈した経験値を獲て きみは改 わった
進澄んだ 前例のない グリーンのきみに
紫蘇なる匂うに 勹つまれ抓ままれた
剛貴 なふっかつの 顛末顛倒
本末の契ぎ・是儀をみさだめ活かして
革りゃためてられている優位戯を
きみは 予 測 をツールにし
至極徹頭徹尾遊離に主導できるんだ
だれもが主役 だれもが不死蝶
ころばされてもかならず起き上がる
執念ダルマのように 通常感覚では
りかい覚束ない アンデァッドのように
臨め挑ぞめそして望めしんしに
なんどだって黄泉から帰還していいんだ
ぼくらはなんにんもの幼兒に 嫐 嬲 られる
おきあがりこぼし人形
ぼくらひとはうまれてすぐ
斃れてもすぐ起きあがれるオモチャと
いっしょに游ぶことでこれからであう
いくつもの苦境駕いでふっかつする術を
会得びつづけてくるのだ 意識下の裡に
そんな 黄泉ガエルの逸話