8時15分17秒

それはまがいようもなく発こった



あまなたたちが忘 すれても

コ ロナ 禍に紛ぎれて廃たれても



時刻のエーテルに刻ざみ付いた

きおくの残滓は

きえない
癒えない


残骸の石がおぼえてる

復権したようにみえる土の粒子の
ひとつぶひとつぶひとつぶが



かつてチカラうしなった
躯袋ろたちの創さえた 深妙な景げの痕が

たくさんの翳げの名残が
真夏炎天の陽 炎郎に遊 ら ぎながら
踊 ど奏りながら


うん


かっ はイッシュン

だけどあとつづくジゴクは



エイエン


すたれず 褪せない涕みだな 凍 み





わすれないで
わすれないで


どうかつたえて
て わたして

と

みみを欹ばたてれば
聴える
イノリ

■作者メッセージ


おかげでお燃いしだしました。直前とつぜん。
なので、とつじょに投下。