ポエム
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宇宙への幻疱昇降機
はしげたの下から見上げていた
宇宙エレベーター
謎のインベーダーが降りてくると
いつか楽しみにしていた稚拙な頃
はしげたのしたにかあちゃんと
にいさんが向かえにきて
さしだしてくれたホカホカの
メンチが美味しそうでおもわず
水槽のなかの蘭鋳うキンギョの
ようにかぶりついた低学年の快賂
「今日は帆立コーン肉じゃがよ」
そういわれてそな わははーい と
おもわず歓喜にあふれた ただ
ありふれていた邪假を寸分も
しらず善の溢ふらむを疑わぬ時代
いまとなってはぜんぶ回顧と後悔
あとづけの狡猾が憎い
「随分遠おくまで堕ちちゃったの
だなあ」
水ゾコから水面裏を見上げ続ける
ような虚空に水掻きをまさぐる
不破観の毎日が日々命日と数珠く
この日はじめてくうきにうきだし
たびをはじめたさくらのはなびら
をめにしなみだぐんだただ無性
ばか無自覚まじ無防備むきたまご
既成良識の裡らあの小鬼が目玉を
伸ばしてきて私の軟弱者と剥合う
にらめっこしお互い破けて嗤合う
たはは げほげほっ


じごくとしなかあわせの魂にも


はるのおとと欝つ捲るもっきんは


とどくかくじつに

キンポント








23/03/21 05:55更新 / OTOMEDA



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