ラアム
むごい理不尽のひび
それでも頑なな孤檻リの表に
罅がはいるひは必ずくるのだ
ビビッド イマジナリ ジェネレ
素肌に触れると何世代前かの
君がみえてきた
針鼠ずみのような様相のかつての姿
すでに何もかもけりが着いたあとか
だが窩なから溢れる血潮はまだ畔と
迸しって沢山の分岐の支流をもっか
やっきになって築づいている最中
かつての君本体は朱かの河川んの
源流の山脈にすぎない
これはこれでうつくしい
絶望と終焉のそのさらに
悠るか来きにあるうつくしさだ
あるいみ調和し真円が閉じている
1物語として綴じら束ねられている
1律統べて伝燭にただ友もり供もる
肉く袋も灰散りもいま息づくたれも
がいづれたどりつく貞めの程ちと宿
だから ね
かなしまないで愛する方
君の眼窩の墨が笑み湛える唇のよう
にそう慰みを紡ぎ垂らしてくれる
今だけ髪緒をとき灰ヒールをぬいで
かけよってきてくれたその
アリシヒの残呰を
抱きしめる
渇き癒す如く武者振りついて
こえをだして喚けぶ
ほんとうにあいしていたと