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縄の沖海流ちゅら


みなみのみなみのみなみのみもりの
みたまらにただよせくれるなみ
おくりかえすみおくりももとくり
しゅしゅり しゅらたばはたばたりゆ
はやはや ふふとぅいとふき粒しる風
まうまあさはお
イヤ ペペチヤ イヤノンチ
沖 その沖 ソノコ ココト モコ珊瑚

ぱたべた こぬなにかぜつよい
翳げ告くる 温くいムクムク
すなといっしょになミをすくった
なみといっしょにすナもすくった
あなたのそそ炉もすくう俺が救う
俺の煩悶もあなたの慈空が救うの
あなたのなかからの磁力のごとく
じりきでがおりきで
だから圧それずに俺の亡き骸らに
蛎殻のように刺し傷まみれの俺に
相対し向き合ってほしい
接吻をくれて欲しい
すると俺の瞼はおそれみーおと
みひらきあなたを武者震るだろう
あなたの懇を籾み星すだろう
ハブと蝮の交尾のように
あきさみおー
膿みきったこことろすらもてあます
甘 ちへいにのびるゆみよみひおつる
おきの余灯

恩納村のはませでそうしたことに
雫包みながら 妄やいながら
うまらら故郷の雪と炬燵つに
列島を跳んだ 山脈を航たった
はお り つし


23/03/01 08:57更新 / OTOMEDA



談話室



■作者メッセージ
燦々とつよい陽射しの島里で、哀愁満ち潮な唄が生れるふしぎはせる。
https://youtu.be/6FqEci5_zKc
https://youtu.be/j1fnLJf61cI

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