セミサイドセサミセミナー
ち から つ きて
い のちが失しなわれていったそのあとの
ぬけがらなきがら
む なしい ?
か なしい ?
いえそんなことはありません
かなしさにもいみがない
あ たりまえの
円環輪環の一弧に過ぎぬのだから
事象 そうゆう事象
なにもかにもセサミ (胡麻)
その いのちの ぬけがらも
かつてかれが脱ぎ棄てた蛹 なぎ の
脱け殻らとなんのちがいがあろう
かれらの個体のひとつひとつの命は
個別のとくていの存在じゃ な い
同等の価値次元のおなじ生態情報が
な んどもなんどもくりかえし
リインカアネ エ ションしているんだ
た えまなくきのとおくなるような
せみせかいはひとしかいと違 が って
たとえ しとの文明の端みっこに存在して
大なり小なりえいきょうをうけてても
おおきくその意味が変貌深化すること
のないきわめて不動で安息したせかい
せ みかわらぬ
せ みふへん
なつが慈ぐるリズムに共わせて
巡りかえす巡りかえす何処までも
かれらに恵まれ與えられる夏情感
にんにん淫んにんニンジン
せ みおわり
せ みおわり
絶唱して ぽとん
イ シ キ う せ る
そのイサギヨサ塞さぎ圧さ
さむらいである 蝉は侍 みづからを 斬 る
ポロンぽろんぽろぽろぽろろんろんろん
どこからか せ みせんの弦響も律いてくる
彼岸の緋い紐もに匝もられたクウカンデ
せみの単一つ一枚布のうえのタマシーと
絶唱しあい 歌 た楽い合う 夕夏
にい ん にんにんにむと
かれらとのあーるぴぃぢぃはまだまだ
つづく かれらは 集合意識だからもの
我れらと世を料かる切 口 とうぜんと
違がう