原謄翻録・助典 予章
『コア せるべえと』 はみ昇げる
これからおとずれるでおろう帯び唯しい時世の情報量を
天には不吉を予告する層闇峡
踝裏にはいのち枠くまえの某漠たる霧吸の穿洞
おそいくる波瀾の前哨がごとき喇叭が ヒ ビク
やがて泣きだし ちきゅうのなみだふらせだす
フグラッツァ ホンダス
いまは大いなる冥王代
(Hadeaneon)
すべての黎明 デアル
原子のうみに雷鳴だけが軣く
磐盤のあいだウルオス
なもなき窪蕩の泉な面すれすれの境域で
かれはトゥラヌク 霹 靂 に踊ろく
そしてその身に合わぬ知傾をてにしてしまった
後悔と絶望が メバエル とも
シラズニ