水のビル 未来を遊ぞるシミュレーター
水の分子のビルディングを
罪み重ねていく
つみかさねていく
あたまのなかだけの画像で
いっこいっこぶんしをつまみあげ
べつのぶんしのうえに載っけてゆく
ただ生きるという 遥るかな旅び路
ひとつの装大なほしの再構築を
帋み様の看技で巻ぞってるかのよう
なんという徒労
じかんのろうひ
こんなんＪａ 高度なぶんめいすら
創成から経って歴史終えてしまうよ
とあなたは與合せた手の上にあごを
かかげ たのしそうに嘲笑した
でもおれは気に病まない
てつがくワそれらを細部振り還らず
引っ括るめて一気 荘厳 照覧し
包含するリキ(理機＝力)もったせかい
と力説するおれを伏せた睫毛で
じつは遠くまでみわたしている
いじわるなあなた
おれの 肺壁の裡の肺胞の一つ一つま
で手のなかの端末であやつるあなた
ほらまたおれの鼓動が規則はずれて
狂ってきてる 過疎くしてきてるゾ
ほあらっミュステェリォス！
