鰄 (かいらぎ)
ユラユラ

フユレフユレ

液層のひかりとかげとが断面を
とおりぬけ
ぬけしんどうしつづける

ふふるふふるふぶふぶ
ふるりえきえりり

これはゆらぎの里
これはなむとゆうシゼ
なのだろう
これはなむとゆう事象
なのだろう
なつをホリサゲルこっかき
切欠け塁
えんてんかのした
オロナミンを啄みながら
塁の止まり木のうえで
どこまでも青の沈みふかまる

そらをあおぎ汗拭ったこと思い出す
天のカープミラー誦がはての
行き詰まる位置で屈がみの恒膨を
湿めしていたよ
ゆくらゆふり甲子園の熱つゆらぎ
鳴つフラグ

