一か月後れの鎌倉課外授業
ことしも亀が谷つ坂を降だってく
ゆ っくりゆっくりとね
切通しまみれの美坂いない
なりふりかまわないしりとりの中
みどとなトゥンネルくぐりぬけて
囀づりることり起つのぢゆう
ゆうゆう
枝条だかさなりあうこもろの
葉のうらがわから透かしてひろがる
ライトグリーンがきれい
しれいだよ その樹麓のきみも
いやしいやされるる るる♪
木漏れびはまたたく星のょ泡のょう
初ぢけ肘ぢけてぱてぃん☆ころころ
魁ほど滞留したこみんかきっサには
テッサテッサ
和紙によるペンダントライトが
もーびるもーびる縺がり浮歩いてた
煌銀御朱印帳と亜鈴
岾森の饅頭と餡固と羊歯餅
主しゃづりつく おもはづ
しんみりした琴の静寂
かなかな蟲カナカナカナカナカナ……
ハルカナ ハルカナ と聴えて止まない
点まることをしらない後家人等
厭だあ と
大町路頭の賑わいからにげてきて
かいがんへ一念発起 噴き出すと
はるか苦労海の魔 性面には
小坪まりいな の募灯が茜の更け墨ミ
に ふるえてゆれ揺いでかたむいてた
とたん きぶん かたつむり
ふりかえると えのしまトアダイも
焔れいむの象ちで合掌を挙げる
ざっふぅー ざっふぅー と
潮の肖像楽はいにし兵わ鎖を承る
日に西縁 死への境木と けむる墓か
宵いけむり沈降する膿
ただ 膿
但だの潤るるみ みるんっ
夜の夜伽ぎ 吟 臥
怪訝気なおまえのちくびをおもわず
ひっぱった
痛かったかい ごめん