ポエム
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ヘリアントゥスアンヌウス


夏のよそおい本格化
ことろで 暑いなか もっと熱っつい
天体からやってきた異世界人たちが
そこに群生して風にゆれているよ
丸黄色い植物体に擬態しているよ
さん ふらぅあぁっ
ほらほら きがつけ!疵ずつけ!

ほら みむみを寄たむけてみれば
かれらのおしゃでり(会議) が
聴こえるきがするんじゃない?
コソコソ ぺちゃ ペッちゃ ホホ


『いやあ、このほしはさむいねえ』
(……と云っている;ほんやくし)
『最高気温36ドとかここの単位で
謂ってるけど極寒の環境だねえ』
おいおいきみらいったいどんな
環境の惑星からきたんだ
『何を謂っている。わくせいじゃ
ない。おれたちは恒星人だ。恒星
底の低温化した広大な冷核上で
発生をして 知的論法形文明社会を
じみちに気永に積み上げたんだ。
きみたちとは似ているところもない
こともないが じげん別の視層の
生態なのさ。いいかい地球の存在』

……むう。宇宙的規模では人智から
離れた事象がまだまだいくらでも
溢れかえってんだねえ
現実は全くまるで驚異の煮え返る
特異点ごった煮鍋のごときだねぃ?
向日葵擬どきの密入者さんたち


という これは夏の庭の監察奇
ただの 幻踏である ホホ
イーハ トゥーブ




22/07/06 07:24更新 / OTOMEDA



談話室



■作者メッセージ
観てごらん。この時節 あまたものつぶやきたちがキミの脳頂のその先の天の川で瞬たたいているよ。さあっまたたびを嗅ごう。赫映と織姫のいまのお噺。
https://youtu.be/eXTo49Qo-9E

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